アスパラガス

アスパラガスの大苗を植え付けて家庭菜園にチャレンジしてみよう!

最近、家庭農園を楽しむ方が増えてきましたね。

少しでも体に良い物を食事に取り入れたいという考えから、自分で野菜を育てようと考えるのは当然かもしれません。

色々な野菜がありますが、中でもアスパラガスは人気です。

育てやすそうな大きさであることや、お料理にも使いやすいことから、家庭で収穫したいと考える方もいるのではないでしょうか。

そこで、アスパラガスを育てるにはどうすればいいのか、苗を使った植え付けの方法について紹介します。

美味しいアスパラガスを家庭菜園で

野菜の中でも人気の高いアスパラガスは、暖かくなってきた春先から収穫されます。

通常、地中から伸びてきた若芽の部分をアスパラガスと呼んでいて、この部分を食します。

スーパーに行けば必ずといっていいほど置いてありますし、味も使い勝手も良い万能の野菜と言えるでしょう。

温野菜のサラダやソテーはもちろん、天ぷらやフライの具にしても美味しく食べられるので家庭にあると重宝します。

美味しいアスパラガスを家庭菜園で育てることができれば、採れたてを食卓に並べることができます。

アスパラガスの育て方

アスパラガスを育てるには、種から育てる方法と苗を植え付ける方法があります。

どちらの方法もアスパラガスを収穫できますが、種から育てると非常に時間がかかります。

目安としては、種をまいてから3年後に収穫が可能です。

一旦芽が出てしまえば、その後約10年は収穫できるようになるので、家庭農園で少し広めの畑を持っている方はチャレンジしても良いかもしれません。

ただ、もっと早く収穫したい、手軽にアスパラガスを育ててみたいという方は、市販されている苗から挑戦すると良いでしょう。

苗には、植え付けてから収穫するまでに2~3年かかる小苗と、早ければ初年度から収穫が可能な大苗があります。

初心者にオススメなのは、大苗です。

アスパラガスの大苗は、小苗と異なり、すでに数年かけて栽培されている苗ですので、家庭菜園に初めてチャレンジする方には打って付けと言えるでしょう。

アスパラガス大苗から育てる

種からまく方法は収穫まで時間がかかりますし、初心者にとってはハードルが上がりますので、まずは大苗から育てることをおすすめします。

まずは、健康で元気な大苗を選ぶことが重要です。

根がしっかりとしていて、新芽が緑色で元気に見えるものを選びましょう。

また、植え付ける土地の気候や土質に合った品種を選ぶことも忘れずに。

アスパラガス大苗を植え付ける時期としては、秋の終わりから春先にかけ、11月から3月くらいが目安です。

植え付けた時期により、翌春4月から10月頃には収穫できます。

アスパラガスは日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。

植え付ける数週間前に、場所を決めて土壌を深く耕し、有機質の堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込んでおくことが理想的です。

種とは違い、最初から根っこの部分が育っていますので、植え付ける際はできるだけ大きく土を掘り起こしましょう。

根っこの長さに驚く方もいますが、この根が放射状に広がる形で植え付ける必要があります。

苗に土を5cmほどかぶせて完全に覆うようにしますので、結構な深さまで掘っておいた方がいいでしょう。

また、土の上にもみ殻を敷くことで雑草が生えるのを防いだり、夏の日光で必要以上に乾燥することを防ぐこともできます。

種や小苗などを植え付けていると最初の年は収穫せずに茎を育てる必要がありますが、大苗はすでに十分な養分が蓄えられていることもあり、アスパラガスが伸びてきたらそのまま収穫が可能です。

植え付け方や、植え付け後のケアを下記にまとめましたのでご参照ください!

植え付け方

  • 溝を掘る
    土を柔らかくしたら、30cm程の深さの溝を掘ります。溝の間隔は約45cmが適切です。
  • 大苗の配置
    苗を溝に寝かせるようにして配置し、根を広げます。苗同士の間隔は約30cm程度に。
  • 土を戻す
    根に土をかけ、手で軽く押さえて空気が入らないようにします。その後、水やりをたっぷりと。

植え付け後のケア

  • 水やり
    土が乾燥しないように、定期的に水やりをします。特に植え付け直後の水やりは重要です。
  • 肥料
    成長が始まったら、液体肥料で栄養を補給しましょう。肥料は月に1回程度が目安です。
  • 害虫対策
    アスパラガスは害虫に弱いため、適切な対策が必要です。自然な方法で害虫を防ぐ方法を選びましょう。

アスパラガスを育てる際の注意点

アスパラガスは乾燥に弱い野菜ですので、夏の暑い時期に土が乾いてしまうと悪い影響を及ぼします。

そのため、繰り返しになりますが暑い時期の対策としてもみ殻をまいておいたり、ワラを敷いておくことがポイントです。

また、冬が近くなると生えてきた茎が枯れてきます。

この枯れた茎はそのままにせず、根元部分から刈り取ってください。

ただ、枯れた茎の部分を畑に放置することはおすすめできません。

茎枯病という、茎が枯れてしまう病原菌が付いていることがあり、これが畑に蔓延すると他の野菜にも影響するからです。

刈り取った茎は畑の外に持ち出して処分をしてください。

まとめ

アスパラガスは人気の野菜ですが、種から育てるには時間がかかります。

家庭菜園初心者の方でアスパラガスを育てたいときは、大苗を植えてみるといいでしょう。

アスパラガス大苗であれば、植え付けてから早ければ初年度には収穫することができます。

夏場の乾燥に気を付けながら上手に育てて、美味しいアスパラガスを収穫してみてはいかがでしょうか。