さくらんぼ

さくらんぼの木の寿命は○年!栽培方法や育て方を紹介します!

春から初夏にかけて出回るさくらんぼ。

ツヤツヤと赤く輝く見た目は、まさにフルーツの宝石!

みずみずしくて甘酸っぱく、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。

甘くておいしいさくらんぼ、自宅で育てることができたら最高ですが、さくらんぼの木を育てる、なんてことは可能なのでしょうか?

さくらんぼの木の寿命はどれくらいなのか、収穫にはどれくらいかかるのか…なかなか専門的な知識が必要そうですよね。

今回の記事では

■さくらんぼの木の栽培

■さくらんぼの木の寿命

■さくらんぼの木の育て方

をご紹介します。

さくらんぼの木を育てて、夢の自宅さくらんぼ狩りができるかも…?!

早速みていきましょう!

さくらんぼの木の栽培は誰でもできる?

さくらんぼの木ですが、結論から言うと自宅で栽培することは可能です!

ただし、さくらんぼの木の栽培は難しいとされており、育てるには知識が必要です。

さくらんぼの木の栽培が難しいとされている理由は

  • さくらんぼの実を収穫するためには、2品種植える必要がある
  • 病気や気温対策がシビア

といった点が挙げられます。

異なる品種を植えなければならない

さくらんぼの木を自宅で栽培することは可能ですが、そのためには「異なる品種を植える必要」があります。

さくらんぼの品種のほとんどが「自家不結実性」という、1品種だけでは実がならない性質のため、異なる品種を一緒に植える必要があります。

たとえば「佐藤錦」と「ナポレオン」の組み合わせ、といった具合ですね(なお、さくらんぼの木を育てるうえで両者の相性はとても良いです)。

ちなみに「暖地さくらんぼ」という品種は実は小さめですが、1本で実がつく品種。

比較的育てやすいため、初心者の方にはよいかもしれません。

病気や気温対策をしっかりと

さくらんぼの木は病気に弱い、と先ほど言いましたが、かかりやすい病気として「褐斑病」や「灰星病」などがあります。

ですので、もし病気に罹ってしまったら、症状がある部分は取り除き、薬剤を散布するなどの対策が必要になります。

また、開花時期に気温が高すぎると受粉することができず、さくらんぼの実がなりません。

暖かい地域でのさくらんぼの木の栽培は避けた方がよいでしょう。

さくらんぼの木の寿命

さくらんぼの木の寿命は30年程といわれており、りんごの木と同じくらいの寿命といわれています。

また、さくらんぼの木を植えてから実の収穫ができるまでには4年程かかり、その後成木になるまで10年、30年で寿命を迎えることになります。

ちなみに「桃栗3年柿8年」ということわざがありますが、現代では柿の実を収穫できるまで8年かかることはあまりないそうです…!

成木になると、1本の木から収穫できるさくらんぼの数はなんと5千から1万個!

時間はかかりますが、沢山の実が収穫できることを考えると、丁寧に育てて長生きしてもらいたいものですね。

さくらんぼの木の特性を生かした剪定をすることで、寿命を長くし強い木に育てることもできます。

さくらんぼの木の寿命を延ばすだけでなく、おいしいさくらんぼを収穫するためにも剪定は必須です。

伸びすぎてしまったり、増えてしまったりした枝を中心に剪定するようにしましょう。

年に3回、2月・5月・7月頃を目安に剪定するとよいようです。

30年といわれるさくらんぼの木の寿命ですが、他の果樹と比較して特別短いというわけではないので、大切に育てれば長く実を結んでくれるといえるでしょう。

さくらんぼの木の育て方

さくらんぼの木の寿命は30年。そんな長寿のさくらんぼの木の育て方を、最後に簡単にご紹介します。

まず、さくらんぼは種から育てることが難しいとされているため、ホームセンターなどで苗木を購入して育てることをおすすめします。

さくらんぼの木は地植え・鉢植えどちらでも育てることができます。

沢山収穫したい場合は、地植えがよいかもしれません。

赤くかわいいさくらんぼの実をつけた木が、庭に並んでいる光景…憧れますね!

日当たりを重視すべし!

どちらの場合も、日当たり・水はけ・風通しの良い場所に植えます。

苗木の植え付けは12〜3月に行います。

水はけと水持ちが重要になるので、水はけがよくやや乾燥気味の土を選ぶとよいでしょう。

こうすることで、4月中旬頃には桜に似た白い花が開花を迎えると思います。

本来はハチが受粉を助けてくれるのですが、自宅では難しいため人の手で受粉を手伝いましょう。

水は与えすぎない!

さくらんぼの木を育てるときは、水をやりすぎないこともポイント。

地植えであれば、基本的には水やりはせず雨水で十分。

その後、5〜7月にさくらんぼの実の収穫期を迎えます。

さくらんぼの実が真っ赤になったら収穫のタイミング。40〜50日程で実が大きくなっていくので、十分に熟した実から収穫しましょう。

まとめ

さくらんぼの木の寿命を、その栽培方法や育て方と合わせてみてきました。

ご覧いただいた通り、さくらんぼの木の栽培は簡単ではありませんが、丁寧にお世話することで、おいしいさくらんぼの実を収穫することができます。

なんせ、さくらんぼの木の寿命は30年と長いですからね。

「初夏は自宅でさくらんぼ狩り」も夢ではないかもしれません!

植物のお世話が好きな方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?