長い冬も終わり、春を感じられる季節になってくると、メロン好きはそわそわしてくるのではないでしょうか?
メロンといったら北海道の夕張メロンや熊本の肥後メロン、ゆるキャラのメロン熊のイメージが強いですが、忘れちゃならないのが茨城のメロンです。
実は茨城メロンは生産量日本一なんです!
品種も様々あり、どれもとっても美味しいんですよ。
今回は、そんな茨城メロンの旬の時期はいつなのかを中心に、品種や、美味しいメロンの選び方、食べ頃のサインまで、幅広くお伝えします。
早速みていきましょう!
茨城メロンの旬の時期は?
茨城メロンの旬の時期はズバリ5月~6月です!
茨城ではこの時期を「ハッピー・メロン・シーズン」と位置づけてメロンのPRをしています。
この春メロンの美味しさを生産者団体をはじめ、様々な関係機関と連携を図りながらPRキャンペーンをしているということですね。
さて、茨城メロンの旬の時期である5月〜6月には、どのような品種が出回るのかというと、下記の通りです。
- 4月中旬~5月中旬→オトメ
- 5月~6月→イバラキング・アンデス
- 5月下旬~6月中旬→ユウカ
- 5月~7月初め→クインシー
- 6月~7月初め→タカミ
六種ほどありますね。聞いたことがある品種があるかもしれません。
クインシーは赤果肉メロンで、他は緑果肉のメロンです。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しますので、あなただけのお気に入りのメロンを見つけてみてください!
オトメ(4月中旬~5月中旬)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ一つ目は、オトメです。
茨城メロンとして、4月中旬~5月中旬に食べごろを迎えるオトメは、アンデスメロンに先駆けて出荷される春一番のメロン。
とても風味に富んでおり、糖度が高く、爽やかですっきりとした甘さ。ホワイトグリーンの美しい果肉が特徴です。
イバラキング(5月~6月)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ二つ目は、イバラキングです。
茨城のメロンといえばイバラキングです!名前の通り茨城メロンの王様と言えます。
爽やかで上品な甘さと香り、肉厚で滑らかな口当たり、きめ細やかで果汁たっぷりジューシーな果肉が特徴。
イバラキングという極上なメロンが誕生した背景には、茨城県の高い農業技術を結集し、長い年月をかけて完成された苦労と努力があります。
味や香りの良い高級アールス系メロンを父親メロンとし、10年以上の歳月をかけ約4万個体から選び抜いた母親メロンを約400通り以上の掛け合わせをして誕生しました。
おすすめですよ。
アンデス(5月~6月)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ三つ目は、アンデスです。
厚い果肉と豊かな香りに加え、甘さにコクがあるのが特徴のアンデスは、お値段もリーズナブルで人気の高いメロン。
細かい網目が美しく、味と香りがマスクメロンに似ています。
ユウカ(5月下旬~6月中旬)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ四つ目は、ユウカです。
滑らかな舌触りに加え、熟してくると花のような芳醇な香りがするメロン。
ジメジメした鬱陶しい梅雨の時期は、ユウカの香りに少し癒されてもいいかもしれません。
クインシー(5月~7月初め)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ五つ目は、クインシーです。
赤果肉メロンが定番のクインシーは、まろやかな甘みと滑らかな舌触りが楽しめるメロン。
美しいオレンジ色の果肉が特徴でアンチエイジングや免疫力の強化も期待できるβカロテンを多く含むので、女性に人気です。
価格も比較的お手ごろ価格なのが嬉しいポイント!
タカミ(6月~7月初め)
旬の時期に食べる茨城メロンのおすすめ最後は、タカミです。
果肉は緑で、糖度が高く、爽やかな甘み、しっかりとした食感が特徴のタカミは、果肉がやや硬めで、日持ちが良いんですよ。
縦長の果形で、網目が細かくネットの盛り上がりが薄い点もまた特徴的です。
番外編:アールス(7月中旬〜10月)
茨城メロンの旬の時期は、主に5〜6月なのですが、この時期以外にも、7月中旬から10月まで楽しめるアールスという品種もあります。
アールスは、いわゆるマスクメロンのこと。高級メロンの代名詞としても有名ですね。
美しい見た目はもちろんのこと、果肉の質、味、芳香はどれをとっても最高なんです。
果汁も非常に多く、甘さもNo.1。
茨城では秋メロンとして知られていて、1本のツルから1個のメロンだけが採れる非常に貴重なメロンです。
美味しい茨城メロンの選び方
茨城メロンの旬の時期は5月〜6月なわけで、このシーズンであれば、どの品種も本当におすすめなのですが、それでも少しでも美味しいメロンを食べたいですよね。
ここでは、美味しい茨城メロンの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
その1 大きさや重さ
茨城メロンは大玉のものがおすすめ。
小玉でも手に取った時にずっしりと重いものが肉厚でジューシーな証拠。同じ大きさで軽いものは種の部分が多い傾向にあり!
その2 形・色・ツル
茨城メロンは、均整の取れた球形で、やや縦型のものがおすすめ。
傷みがなく、ネットや表面に変色や斑紋・筋が入っていないものが特に良いですね。
また、表面の網がありでもなしでも、果皮の色付きが均一なものを選ぶようにしましょう。
果皮の色は品種にもよるが、ユウカなどのネットメロンは熟すと緑色から黄色みかかってきます。
熟してくるとツルは少ししなびてきます。
その3 ネット(網目模様)
表面に網目のある、ネットメロンを購入する場合が、ネットが盛り上がって均一に広がっていて、網目がはっきりと細かいものがおすすめです。
網目の細かさは生育時の温度や湿度に左右されるので、より美しいネットを作ることがメロン農家さんの腕の見せ所!と言われています。
その4 香り
茨城メロンは収穫をしてからも成熟が進むので、店頭に並んでいるメロンは一般的には未熟です。
店頭に並んでいる状態で、香りが立っているものは熟しすぎている可能性があるため、食べる日に合わせて選びましょう。
茨城メロンの食べ頃の見極め方
茨城メロンの旬の時期、そして、美味しいメロンの選び方がご理解頂けたかと思うので、最後に食べ頃のサインもチェックしていきましょう。
一般的にメロンの追熟に必要な期間は収穫後3~7日と言われています。
追熟しても糖度自体はほとんど変わりませんが、果肉が柔らかく、なめらかになることで甘みを感じやすくなります。
さらにメロン独特の気品ある香りも増して、風味やコクも格段にアップします。
食べごろを見極める方法はいくつかあります。
メロンは低温では成熟しないので、常温で追熟させましょう。
食べ頃サイン1:お尻が柔らかいか
香りが強くなり「花落ち部」と呼ばれるメロンのお尻部分をそっと押し、少し柔らかく感じたら食べごろです。
底が大きくへこんで、ブニブニするほどやわらかい場合は熟しすぎているので、そうなる前に食べましょう。
食べ頃サイン2:ツルはしおれているか
メロンにツルがついていればツルの状態でわかります。
収穫時は全体が青々してピンと立っていたツルが、追熟して細くしおれていたり、ヘタの付け根が青くても先端が茶色っぽく枯れていればOKです。
食べ頃サイン3:皮の色はどうか
ヘタの状態と併せて確認するのが果皮の色。
緑からやや黄色味がかった状態に変化していたら、食べごろと言えます。
食べ頃サイン4:叩いた時の音はどうか
軽くたたいた時の音も忘れずにチェックしてください。
メロンに耳を当てながら、果実の真ん中を指で優しく叩いたり、はじいたりしてみてください。
収穫直後のメロンは高い音が聞こえますが、追熟してくると低い音がするようになります。くもったような鈍い音がしたら合格点です。
食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れ、冷やすと美味しいメロンを食べることができます。
しかし冷やしすぎには注意!甘みを感じにくくなってしまいます。
まとめ
茨城メロンの旬の時期や、品種、美味しいメロンの選び方、食べ頃のサインまで、隈なくみてきました。
まとめると、、
- 茨城のメロンの最も美味しい時期は5月~6月の「ハッピー・メロン・シーズン」
- メロンに種類によって収穫時が異なるので、それぞれの美味しい時期に食べ比べしてみるのも良し。
- 茨城のメロンといえばイバラキング!これはチェックしといてください!
- 早くて4月から出荷するメロンもあるので、待ちきれない人は春メロンも楽しめます。
- 終わりは10月の秋メロンを食べ納めして、また春を待ちましょう。
茨城のメロンはメロン好きにはたまらない逸品だと思います。
今回の記事を参考に、ぜひぜひ美味しいメロンを食べましょう!